「療養生活支援技術演習Ⅰ」という授業が印象に残っています。紙面上に架空の患者さんの情報を記載した「ペーパーペイシェント」を使って、適切なアセスメントの仕方や看護ケアの計画を考える実践的な内容で、臨地実習の際にも役立ちました。また慢性期の領域の実習では、入院生活により足腰の筋肉が弱ってしまった高齢の患者さんを担当。「早く歩けるようになりたい」と願う患者さんのご意向に沿えるよう筋力トレーニングを提案し、やり方や注意点をわかりやすく説明したパンフレットも作成しました。実習最終日に、患者さんから「これからも自分でトレーニングを続けてみます」という前向きな言葉をいただけたときは大きな達成感を得られました。
1年生の頃から所属している「YOSAKOIソーラン部」は昨年に引退しているのですが、今でもたまに同期のメンバーと集まって振り付けの練習をしていて、いい気分転換になっています。勉強との両立はもちろん大変でしたが、クラブ活動を通して看護学部以外の学生との交友関係が広がり、自分の好きなことに思いきり専念できたので、とてもよい経験だったと思います。今後も実習が続きますが、もっと広い視野で患者さんのことを捉え、よりよい看護ケアを提供できるよう意識して取り組む予定です。同時に、実習先で出会う多くの先輩方の姿を参考にしながら、自分自身がどんな看護師になりたいのか、理想の看護師像を改めて見つけていきたいと思います。