3年生になり、助産コースの授業が本格的に始まりました。その中でも特に印象深いのは両親学級を企画する授業です。両親学級とは、もうすぐ赤ちゃんが生まれてくる妊婦さんとパートナーの方に妊娠や出産、育児に関する基礎知識をお伝えする教室のこと。先生に添削いただきながら、指導案を何度も作り直す作業は大変でしたが、人に何かを教えるためには、知識を身につけることが大切であることを学びました。他にも、妊婦のモデル人形を使って胎児のエコー撮影をする演習も経験。胎児の様子をモニターに映すのには苦戦しましたが、このような演習が増えてきて助産学生としての実感が湧いています。今後も同じコースの仲間と助け合いながら、学びを深めていきたいと思います。
病院実習では、ある病院で受け持たせていただいた高齢の患者さんが、特に思い出に残っています。ご家族からは「頑固な人だから頑張ってね」と言われていたのですが、実際に接してみると優しい方で、私が提供した看護ケアに対して「ありがとう」と泣いて喜んでくださいました。また、実習先の看護師の方から「看護師はどんな状況でも患者さんの前では笑顔でいて、元気を与える存在」だと教えていただき、看護職の責任の重さを改めて実感しました。4年生からは助産実習が始まり、実際の出産にも立ち会う予定です。自信をもって出産をサポートできるよう、助産に関する知識をさらに増やしていきたいと思います。また、看護師と助産師、両方の免許を取得できるよう国家試験対策にも力を入れていきます。