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社会学科で主に社会学理論の基本を教えています。「個人」が集まって「社会」を作っていますが、逆にどんな「社会」で生まれ育つのかによって、「個人」の考え方や感じ方が変わります。授業では、みなさんが「当たり前のこと」を疑うことを大切にしています。「当たり前のこと」がなぜアタリマエなのかを論理的に考えていくことによって、社会学的なものの見方・考え方が身に着くからです。みなさんも一緒に社会学しませんか。
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日本史のなかで古代史を研究しています。小学校から高等学校まで社会科で歴史を学び続けるのは、社会を支える一員として、今の社会のいい点や悪い点を踏まえつつ未来の社会を展望するための手がかりとなるからです。過去のさまざまな人の生きざまや、政治・社会・外交・文化などについて掘り下げて学び、現代社会を省察する参考にしてください。
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将来、教員や博物館学芸員などの資格を取り、社会貢献したい。そんな熱い思いを持った学生さんたちと一緒に、教育改革論や生涯学習論、さらに地域史研究などを真剣に模索しています。曽野洋著『生誕100年 司馬遼太郎への手紙ー学都・大阪の再発見ー』ドニエプル出版も活用しながら、双方向型授業ならびにゼミナールの時間を重視しています!
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私は、アフリカでフィールドワークをしています。アフリカは、紛争や飢えや貧困の大陸として報道されています。そこでも人びとはいろいろな努力や工夫を重ねて日常の暮らしを立てています。現在もなお、アフリカの諸社会は植民地化と独立の歴史に大きな影響を受けています。コートジボアールやガーナのカカオ、ウガンダのコーヒーや紅茶は、私たちの生活とつながっているのです。アフリカをとおして日本を発見してみませんか。
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授業では「仏教概説」や「宗教社会学」、「日本思想史」と言った社会学科の講義を担当しています。思想や宗教を通して、歴史や社会のあり方を考えることを主眼としています。ゼミ生は「卒業研究」の作成に於いて、各個人自由に様々な分野を研究対象にして取り組んでいます。学生の皆さんには、21世紀の社会変革の時代を乗り越える新たな視点で、ぜひ物事にチャレンジして頂きたいと願っています。
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臨床心理学は、心理学的な援助方法の理論と実践についての学問です。私の主な関心テーマは犯罪・非行分野における心理支援(臨床犯罪心理学)で、本学で心理学を教える傍ら、少年院の篤志面接委員として非行を行った少年との面接を行い、内省と自己理解の手助けをしています。彼らの考えや行為の背景にある「心の状態」に丁寧に目を向けると、現実の世界の見え方が少しずつ変化していくことがわかり、とても興味深いです。
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地域社会や環境と聞くと、われわれはついつい「活性化しなければ!」「ひとりひとりの心がけが大事!」と、意気込んで考えがちなところがあります。けれども、もっといろんな選択肢があってよいのではないでしょうか。地域社会をめぐる問題や環境問題は、当たり前ですが現場でおこっています。そして、その現場には人びとが暮らしています。ともに現場の人びとの発想に学ぶなかから、われわれの選択肢を豊かにしていきましょう。
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行動や考え方、感じ方には個性があります。それが人格(パーソナリティ)です。心理学では心理尺度を用いてアンケートを行い、結果を統計解析し、地道に個性にアプローチします。心理学を学んでも人の心を読めるようにはならないし、悩みもなくなりません。しかし解析結果に表れる人の心には意外な発見がたくさんあります。心理学を学び、自分や他者、社会について様々な視点で考えてみませんか。
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私は大学を卒業する頃、自分が何になりたいのかわかりませんでした。今の仕事を目指そうと思いはじめたのは30歳頃、意図せず当時の日本社会の状況を身を持って体験した後でした。今は社会学者を名乗り、労働問題を研究しているのですが、本当に社会学者になれたのかどうか…。強い意志を持つことだけが、現代社会を生き抜くための秘訣だとは思いません。でも、どうすれば…。一緒に考えてみませんか?
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障害者権利条約は障害を「機能障害を有する者とこれらの者に対する態度及び環境による障壁との間の相互作用」としています。「障害」は障害者のみに関わる現象ではなく社会の構成員全般に関わる現象です。私はアイデンティティやコミュニケーションといった視点から障害と社会の関わりを、または「障害」の視点からアイデンティティやコミュニケーションを考えてきました。大学では主に社会調査に関わる科目全般を担当しています。
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私は心理療法の中でもフォーカシングという、こころとからだで感じられた感覚から新しい意味を見出し、心理的困難の解消や生き方の探求を行う方法の実践と研究をしています。アートセラピーにも関心があります。学校や企業での臨床実践の経験もふまえながら、心理的困難に直面したときの対処法などを体験学習を盛り込んで講義しています。
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心理学というと,カウンセラーなどのイメージが強いかもしれません。しかし実験心理学は,人のこころを実験的なアプローチによって理解しようとする学問です。このように大学には,はじめて出会う学問や,高校までとは違う学びが広がっています。自分自身の興味関心を一層深めていきましょう!
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社会学は、さまざまな対象と社会との関係性を探る学問です。家族社会学が対象とする「家族」のあり方は時代、地域によってさまざまです。また、授業の中で「家族」のイメージを言葉にしてみると、同年代の学生間でも「家族」へのイメージは多様であることが分かります。データや資料の分析を通し、現代の「家族」の多様性への理解を深め、これからの「家族」の課題を一緒に考えていきましょう。
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私の専門は日本中世史、鎌倉時代や室町時代の政治や史料の研究をしています。そんな昔のことを知ってどうなるの?と皆さんはお思いになるかもしれませんが、同じ日本列島であっても歴史上の出来事や価値観、考え方を知ることで、むしろ現代の諸問題に気が付くことができるのです。本学では通り一辺倒の歴史だけでなく、本学が位置する南河内や本学が所蔵する文化財など歴史的な実物も用いて、歴史がどのように作られているか、それと現代社会がどのようにつながっているかを学べるよう授業を展開しています。歴史が好き、あるいは文化財に興味があるという方、あるいは多様な視点の中から歴史も学びたい方、ぜひ一緒に勉強しましょう。
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私の専門は教育学です。主に高校の先生方のライフヒストリーを手がかりにして、教師としてのアイデンティティや授業スタイルがどのように変容しているかを研究しています。大学では、これまでの自分の経験に閉じるのではなく、学問研究の蓄積から学んだり(「わかりやすい」書籍ではなく、良質な書籍をたくさん読む)、他者と対話したりすることを通して、自分の視野を広げたり、思考を深めたりすることを大切にして下さい。
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アートやカルチャーが、どのように社会(人、モノ、メディア、制度)と結びついているかを研究しています。私は基本的に自分の好きなものを研究してきました。好きなものを研究することは特有の難しさがあります。しかし、がんばって取り組みさえすれば、自分の好きな対象についての理解が深まり、これまで以上に楽しめるようになるかもしれません。
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社会に生きる存在である私たち。日常生活で起こる出来事や個人的な選択は、社会構造やその変動と深く結びついています。社会病理学では、「社会問題」を社会学的に研究し、その背景や要因、解決方法を考えていきます。そうした現象はなぜ起きるのか、そもそもなぜ問題だと見なされるのか。「社会問題」から、私たちの生きる社会、社会に生きる私たちについて何が見えてくるでしょうか。
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大学での大切な学びのひとつは、「問いを立てる」ということでしょう。わたしたちが暮らす社会は、初めから今のようにしてあったわけではありません。それは誰かが問いを立てて、その問いに答えようとした、あるいは答えた結果なのです。そういった問いは、わたしたちのまわりにたくさん落ちています。それを拾って、答えを考えてみる。そのために人の話に耳を傾けたり、本を読んだり、歴史を遡ったり、未来を考えたり。そんな時間を一緒に持てたらいい。そう思います。
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大学時代は色々なことが学べる大変貴重な時期です。サークル活動やアルバイト、ボランティア活動など積極的に様々な活動にチャレンジして欲しいです。また、学生時代の出会いを大切にして欲しいと思います。それらが、その後の自分の人生に大きな力になると思います。一緒に楽しく学びましょう。
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ボランティア活動をきっかけに、社会福祉士の資格取得、大阪市立大学大学院で学びを深めた後、四天王寺大学に着任。「意思決定支援」を重視した認知症高齢者ケアのために、ノンバーバルコミュニケーションを含めて認知症者の意思決定をサポートし、有効な支援方法やツールの研究を進めています。「本当の失敗は何もしないこと」と考え、学生生活はトライ&エラーを繰り返し、目標に向かって進んでいって欲しいと思っています。
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専門は社会福祉学であり、障害あるこどものアドボカシーや、障害のある人とともに生きる社会のあり方に関する研究に取り組んでいます。とくに、障害のあるこどもの意見表明権を実現するための支援やその仕組みを構築することに関心を寄せています。障害のあるこどもの声が聴かれる社会は、どのような立場の人の声も大切にされ、誰もが人間らしく生きることのできる社会です。
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人が日々暮らしていくうえでは、大小さまざまな困りごとが生じます。話を聴いてもらうことで気持ちが楽になることもあれば、何らかの支えやつながり、新たなしくみが必要になる場合もあるかもしれません。そのような理論と実践方法を学び身につけていきましょう。
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生活上の困りごとを抱えている多様な立場におられる方々が、幸せに暮らすことができる共生社会を目指し、真摯に対応でき且つ即戦力のあるソーシャルワーカーの育成を目指しています。そのためにも支援のあり方などソーシャルワーカーの専門性を学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
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臨床心理学と精神保健学が専門分野です。統合失調症者の地域生活支援、アルコール依存症者の家族支援、精神科訪問看護・指導における精神保健福祉士の専門性などに関心を持っています。ただ、いつも現場で右往左往してばかりで、研究活動は停滞したままです。最近は農福連携に興味を持ち、大学の農園で、学生さんや福祉施設の利用者さんと一緒に野菜や果物作りに取り組んでいます。採れたての野菜は美味しいですよ。
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私は大学を卒業後、障害児施設や障害者施設、高齢者施設で働きました。その後、実習指導教員として大学に移りました。現在は、ソーシャルワーク実習はもちろん、障害児者の支援、特に余暇支援を中心に勉強しています。誰もが幸せになれるよう、心から笑えるような世の中にしていくために頑張っていこうと思います。
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