来たる9月23日(祝日、秋分の日)の13時30分から、和歌山県主催・外務省後援で「没後120年、陸奥宗光シンポジウム」が開かれます。
場所は、重要文化財の旧和歌山県議会議事堂(岩出市)です。
シンポジウム出演者は社会学科の曽野洋教授のほかに、和歌山県知事の仁坂吉伸さん、オーラルヒストリーの第一人者で東京大学客員教授の御厨貴さん、そしてNHKラジオ深夜便アンカーの須磨佳津江さんです。さらに、外務省・外交史料館長の福嶌香代子さんも参加します。
外務省敷地内における唯一の銅像となっている陸奥宗光(1844~1897)は、第2次伊藤博文内閣で外務大臣として、19世紀の欧米列強がひしめく国際社会において不平等条約の撤廃に辣腕をふるい日本外交の礎を築きました。
現在、日本は尖閣諸島問題や北方領土問題、北朝鮮問題など外交上の困難に直面しています。そこで、シンポジウムでは没後120年を迎える、紀州出身の陸奥宗光の業績と意義を多角的に再検討したうえで、これからの日本外交の展望についても話し合う予定です。
シンポジウム会場の重要文化財・旧和歌山県議会議事堂は、夏目漱石が1911年に「現代日本の開化」という有名な講演を行った建物です。現存する和風の木造議事堂では最も古い貴重な文化財における、今回のシンポジウムをぜひ皆さんにも、参加申し込みをおすすめします。
事前予約制(全席自由、先着300名)です!!
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→曽野洋教授の研究についてはコチラ