四天王寺大学では、学生の皆さんが海外留学・研修には事前に入念な準備が必要です。渡航のための手続きを始める時期目安は、出発の4~6か月前です。
また、どのような目的で留学・研修を行うのか、どのような派遣制度があるのか、費用はどれくらいかかるのか、求められる語学力を満たすための準備等、事前によく調べたり、準備をしたりする必要があります。
四天王寺大学では、以下の留学・研修制度があります。
制度 | 単位認定 | 期間 |
---|---|---|
あり | 半年~1年 | |
あり | 半年~1年 | |
あり | 1~2か月 | |
あり | 2週間~1か月 | |
なし | 1週間~4週間 | |
学部等の目的別研修 |
一部あり | 1か月程度 |
本学の提携校は「学術交流協定校一覧」からご確認ください。
四天王寺大学では、以下の留学・研修制度があります。
身近に海外留学・研修に参加した先輩がいれば、話を聞いてみてください。また、グローバル教育センターでも定期的に説明会を実施し、経験者から体験談を聞く機会を設けています。
海外では、日本の常識は通用しません。各地域で起こりうるリスクを事前に調査し、きちんと対策を行いましょう。
詳しくは、「海外派遣の安全対策」のページをご覧ください。
グローバル教育センターでは、留学・研修について相談できる日本人スタッフが常駐しています。お気軽にお越しください。また定期的に本学の留学・研修プログラムの説明会を実施しています。
留学に行くことが決まれば、まず必要になるのは、語学力を向上させることです。現地の授業では、外国語ができることが前提となっており、正規生と同様の課題に取り組まなければなりません。
語学研修でも、最低限の外国語能力は必要です。現地の授業やホームステイ先とのコミュニケーションは、外国語で行うこととなります。基礎的な外国語能力がなければ、現地で有意義な経験を得ることは難しくなってしまうでしょう。
語学は留学すれば自然と身につくものではなく、渡航前から計画的に身につける地道な努力が必要です。
英語の試験と聞くと、「TOEIC®」や「英検®」を思い浮かべる方が多いですが、留学のための英語力の試験では、「IELTS™」や「TOEFL®」がよく使われます。
IETLS™(アイエルツ)/は英語力を測る世界共通のテストです。
留学向けのAcademic版と移住・就職に利用されるGeneral Training版があります。
IELTS™はイギリスの国際文化交流機関であるBritish Councilという団体が開発しており、日本では、英検協会が受託し、運営・実施しています。
留学の観点では、実際の授業で必要となる英語力を測ることができるため、イギリス、オセアニアをはじめアメリカの大学でも入学時の英語力を測るための試験として利用されています。
IELTS™では、リーディング/リスニング/スピーキング/ライティングの4つのスキルを測ります。結果は全体(オーバーオール)と各スキル別に0~9のバンドスコアで示されます。多くの海外大学の正規課程では、平均6.0~6.5が求められます。
試験時間は、スピーキングを除き2時間30分程度です。スピーキングは面接官が同日または別日に実施されます。
TOEFL®(トーフル)は「外国語としての英語テスト」で英語を母国語としない人たちを対象とした世界共通の英語試験です。米国ETSという団体が開発・実施しています。
留学の観点では、実際の授業で必要となる英語力を測ることができるため、北米、イギリス、ヨーロッパ、オセアニアの大学で入学時の英語力を測るための試験として利用されています。
TOEFL iBTでは、リーディング/リスニング/スピーキング/ライティングの4つの各スキルを0-30点(合計120点)で測定します。
試験時間は、3時間程度です。
TOEFL®やIELTS™のスコアアップのために、グローバル教育センターでは、対策講座を実施しています。また、公式問題集も貸し出しを行っていますので、ぜひご利用ください。
リーディングでは、語彙数を増やすようにしましょう。語彙数を多く知っておくことはリスニング、スピーキング、ライティングでも活きることになります。また、様々なテーマの文章を短時間で大量に読み解かなければなりません。日ごろから、英字新聞や海外のニュースサイト等を読むことで、英語の文章に慣れておきましょう。本学では、図書館で英字新聞を読むことができます。
リスニングでは、大量に英語を聞き、耳を慣らしておくことが重要です。テレビ・ラジオ、YouTubeやPodcast等のインターネットで無料で生きた英語を聞くことができます。例えば、NHKやBBCではインターネット上で1日中ニュースを放送しています。テストでは様々な国の音声やアクセントが使用されますので、様々な国の英語に触れておきましょう。
スピーキングは、最も困難と思われる方が多いです。瞬時に文章を考え、英語で発話する必要があるため、日ごろから英語での発話に慣れておく必要があります。流暢さや発音も重要ですが、適切な語彙の使用や話の一貫性も評価の対象となります。
民間のオンライン英会話では、費用を抑えて受講することができます。また、グローバル教育センターでは、無料でネイティブスタッフとのレッスンを実施していますので、ぜひご利用ください。
ライティングでは、テーマに沿って時間内に、正確な英語と適切な構成で文章を作成する必要があります。普段から英語で作文する練習を行い、短時間で文章を作れるようになるといいでしょう。グローバル教育センターのネイティブスタッフとのレッスンでは、添削指導を受けることもできますので、ぜひご利用ください。
海外での学修には様々な費用がかかります。費用は研修の渡航先、期間などによって大きく変わります。必要な費用の内訳について知っておくことや、計画を立てておくことが重要です。
国名 | フィリピン | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|---|
授業料 | 250,000円 | $2,275 | $1,400 |
滞在費(宿泊費) | $1,080 | $900 | |
航空運賃 | 200,000円 | 320,000円 | 520,000円 |
海外旅行保険料 | 30,000円 | ||
その他雑費等 | 100,000円 |
国名 | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|
授業料 | $11,375 | $7,440 |
滞在費(宿泊費) | $6,480 | $5,400 |
航空運賃 | 320,000円 | 520,000円 |
海外旅行保険料 | 144,000円 | |
その他雑費等 | 300,000円 |
国名 | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|
授業料 | $22,750 | $8,400 |
滞在費(宿泊費) | $13,500 | $10,800 |
航空運賃 | 320,000円 | 520,000円 |
海外旅行保険料 | 276,000円 | |
その他雑費等 | 500,000円 |
海外研修で渡航する際、多くの学生が申請される留学ビザでは、ほとんどの国でアルバイトはできません。現地での違法な就労は、最悪の場合強制送還され、本学でも処分の対象となります。現地での収入は無いものと考え、海外研修に参加する前に費用を準備しておきましょう。
本学には、様々な海外研修等に関する返済不要の給付型奨学金選考ありがあります。
また、本学の奨学金以外にも外部機関が提供する奨学金もご紹介することが可能です。
詳しくは「奨学金」をご覧ください。
受付時間:月~金曜日 9:00~17:30(大学休業期間を除く)
TEL:072-956-9934
Mail:icce@shitennoji.ac.jp