社会学部 人間福祉学科

人間福祉学科とは

ひとりひとりの物語を、つなぐ

ソーシャルワーカーは、相談者の話を聞くだけでなく、その問題を解決するために相談者を取り巻く環境にも働きかけます。制度の活用や多様な機関との連携、他の専門職とのつながりが重要です。相談者とその支える人々の物語は、それぞれに価値があります。これらの価値を認識し、つなぎながら現実的な解決法を探ることで、個々の価値を尊重する社会づくりをめざします。

国家試験現役合格率

第37回 社会福祉士国家試験および第27回 精神保健福祉士国家試験において、人間福祉学科4年生の「社会福祉士国家試験」現役合格率は78.4%、「精神保健福祉士国家試験」現役合格率は100%という結果になりました。

※本学における結果は、2025年3月卒業生の現役合格率となります。

学科の特長

堅実かつ柔軟な思考で社会に貢献する

社会福祉学は、理念や理論だけでなく実践も重要です。ソーシャルワーカーをめざす学生は、アウトリーチやネットワーキング、社会資源の活用と調整を学ぶ必要があります。人間福祉学科では、他者を思いやる利他の精神を持ち、人と社会の関係を多角的に考える力を育てます。堅実で柔軟な思考をもって社会構築に貢献する人材の育成をめざします。

医療福祉コース

社会福祉士、精神保健福祉士やメディカルソーシャルワーカー(MSW:医療福祉相談員)として必要なスキルを、実習やインターンシップなどの実践を交えながら修得します。

子ども家庭コース

子どもや家庭をめぐる福祉的課題は多岐にわたります。ソーシャルワーカーとして、子どもやその家庭を支援するために修得しておくべき知識を幅広く学びます。

公共福祉コース

公務員試験の専門対策講座や行政機関での現場実習などを実施。児童相談所、福祉事務所、家庭裁判所など、公的機関で働く職員をめざす人に適しています。

福祉マネジメントコース

社会福祉協議会や地域包括支援センターでの現場実習があります。住民のための地域づくりを支援するソーシャルワーカーの役割と知識を学びます。

ゆっくりと、しっかりと

大学の学びを学ぶ

Step 1

大学の学びを学ぶ

大学での学びは、高校までの学びとは異なります。時間割の作成、ノートの取り方、レポートの書き方など学習のための基本的姿勢と方法を学びます。これらの学びは、日常生活や卒業後の情報整理、分析、考察にも役立てることができます。

多様な価値観の理解と自分へのまなざし

Step 2

多様な価値観の理解と自分へのまなざし

社会福祉専門職は、支援を行う際に自己の感じ方や考え方を理解することが重要です。人間福祉学科では、グループワークやソーシャルワークの演習を通じて、多様な価値観と視点に触れ、自身の感じ方や考え方を深く理解します。

理念と理論、そして実践

Step 3

理念と理論、そして実践

人間福祉学科の教育形式は、講義と演習が実習を支える構造を取っています。現場での学びを核に、社会福祉の専門知識と医学、心理学、社会学など関連分野の学びを統合し、専門技術を修得します。

人間福祉学科instagram

https://www.instagram.com/ibufukushi/

スマートフォン・タブレットの場合、 InstagramのiOS/Android版アプリのインストールおよびInstagramへのユーザー登録が必要です。パソコンからのご視聴は、Windows・Mac問わず、Safari、Chrome、EdgeなどのWebブラウザから利用可能で、こちらもInstagramへのユーザー登録が必要となります。(WindowsのInternet Explorerからはご視聴いただけない場合があります。)

キャリア

社会福祉士、精神保健福祉士国家試験合格をめざします。難関といわれる社会福祉士国家試験を突破するため、大手ライセンススクール「東京アカデミー」と連携し、プロ講師による無料の受験対策講座を開講。合格を全力でサポートします。「医療福祉」「こども家庭」「公共福祉」「福祉マネジメント」の4コースが、将来のソーシャルワーカーに直結します。

多様なアプローチで豊かな福祉社会の実現へ。
手厚いサポートで公務員(福祉職)採用試験合格者も多数輩出。

公務員採用試験のための特別講義

公務員(福祉職)採用試験対策の特別講義を実施。社会福祉の課題や各自治体の過去問題を学ぶほか、文章表現のルールや心理学分野の学修・演習なども行います。

人間福祉特殊講義 社会福祉特別講義Ⅰ
国語などの一般知識と、数的推理・判断推理などの一般知能を学習し、一般教養について総合的に理解することで、公務員採用試験の問題を解けるようにします。

人間福祉特殊講義 社会福祉特別講義Ⅱ
相談援助職として理解しておかなければならない社会福祉分野の知識を深め、課題・論点を整理し、テーマに沿って小論文としてまとめる力を身につけます。

公務員懇談会の実施

公務員懇談会の実施

ゼミでは、公務員内定者や卒業生との懇談会を実施。採用試験や面接試験などの内定に至るまでの体験談や、実際の公務員の仕事内容などを直接学ぶ機会が設けられています。

先輩たちの声

社会福祉士と公務員、両方の対策講座が学内で受講できるのが魅力。

人文社会学部 人間福祉学科※ 4年生 堀内 菜月 さん ※2024年4月より社会学部 人間福祉学科
出身校:和歌山県 開智高等学校

高校の先生が教えてくれた社会福祉士の仕事内容に興味を持ち、この大学なら講義を受けるなかでその資格を取るための国家試験受験資格が得られることを知り、入学しました。もともと公務員の仕事にずっと憧れがあり、なかでも住民の方たちと直接関わりながら支援ができる福祉職に就きたくて、資格を持っていれば強みになるのではないかと考えました。

約1か月間にわたる実習では、市役所内にある地域包括支援センターに通わせていただきました。高齢者の生活の困りごとを聞いたり、地域住民の方の集まりに参加したり、高齢者のご自宅を訪問したりと、貴重な経験を重ねたことで仕事への理解が深まり、ケースワーカーをめざしたいと思うように。所属するゼミでは、「引きこもりの方がどうすれば社会復帰できるのか」を自身のテーマとして、フィールドワークなどを通じて調査を行っています。時に感動するほど温かく学生に寄り添ってくれる先生の助けも借りながら学びを深め、行政機関で福祉職として働くという夢を叶えられるよう頑張ります。

広く深い学びや現場での実習経験が現在の仕事に役立っています。

人文社会学部 人間福祉学科※ 卒業 藤岡 璃子 さん ※2024年4月より社会学部 人間福祉学科
出身校:奈良県 智辯学園高等学校
勤務先:奈良県庁

就職率が高く、国家試験対策や就職活動のサポート体制も整っている点に魅力を感じ、人間福祉学科を志望しました。就職活動では、キャリアセンターやゼミの先生の手厚いサポートのおかげで、自信を持って臨めました。

資格取得のための講座も充実していて、特に大学が連携している東京アカデミーの社会福祉士受験対策講座は合格の大きな助けとなりました。大学では児童・高齢者・障がい者・医療分野の福祉全般を学んだことで視野が広がり、実習で福祉の現場に触れたことで将来像がイメージできました。その学びが、幅広い年代やさまざまな状況の地域住民の方と関わる今の仕事に役立っていると感じます。

実習を通して、現場をよく知れたことが1番の学びになりました。

人文社会学部 人間福祉学科※ 卒業 伊東 蒼真 さん ※2024年4月より社会学部 人間福祉学科
出身校:大阪府立東住吉高等学校
勤務先:大阪市職員(社会福祉職員)

実習を通して現場に触れ、専門職当事者の方と関わる機会を持てたことが1番の学びになりました。国家資格を取得し、これまでの学びを活かして当事者の方に寄り添うことのできる専門職になりたいと思っています。

手厚い国家試験対策サポートや見学実習が魅力です。

人文社会学部 人間福祉学科※ 卒業 川添 彩花 さん ※2024年4月より社会学部 人間福祉学科
出身校:大阪府立吹田東高等学校
勤務先:社会福祉法人北摂杉の子会

国家試験対策などの手厚いサポートや見学実習があることを知り志望を決めました。演習や実習を通してコミュニケーション能力が高まったほか、和の精神の授業を通して人を思いやる気持ちを持つことができました。

資格試験の高い合格率に加え、ソーシャルワークの実践的な視点も身に付きました。

人文社会学部 人間福祉学科※ 卒業 本田 和 さん ※2024年4月より社会学部 人間福祉学科
出身校:名古屋市立西陵高等学校
勤務先:大阪公立大学医学部附属病院

志望の決め手は、学内の明るい雰囲気と、社会福祉士および精神保健福祉士の合格率の高さでした。グループワークの授業では、問題点を把握しその解決策を皆で考えることで、自然とソーシャルワークの視点が身につきました。

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