保育科 2年間の学びとカリキュラム

2年間の学び

保育・幼児教育の本質を学ぶ保育科の独自カリキュラム「保育実践演習」を中心に、2年次からは自ら課題を見つけて深く学ぶ「保育探究演習」で、豊かな保育観を養います。子どもへの理解と知識・技能を身に付ける保育実践と学生の強みを伸ばす保育探究、2つの演習を通して子どもに共感できる人間性豊かな保育士を育成します。

子どもの未来をひらく心豊かな保育者へ

幼稚園半日体験

Step1:子ども・保育と出会う
幼稚園半日体験[保育実践演習Ⅰ]

<1年次 夏学期>
園長先生や卒業生の講演、半日幼稚園体験などを通して、子どもに対する見方や「保育とは何か」を学びます。
保育者としての基本に触れ、いよいよ保育現場の体験です。子どもたちと触れ合い、現場の先生方から具体的に学ぶことで、保育者としての自覚とやりがいを体感します。

出前保育

Step2:子ども・保育を知る
出前保育[保育実践演習Ⅱ]

<1年次 冬学期>
初めての学外実習に参加。保育や子どもについて、より具体的に学びます。
小グループに分かれ、近隣の幼稚園や保育所で子どもと一緒に楽しめるようなダンスや人形劇などを行います。グループで協力し合う経験を通して子ども・保育に向き合います。

模擬保育

Step3:子ども・保育と関わる
模擬保育[保育実践演習Ⅲ]

<2年次 夏学期>
学外実習の内容もより実践的になります。視野を広げて学びを深め、保育技術をより確かなものにしていきます。「保育探究演習」もスタート。
1年間の学びと学外実習での経験をもとに、保育を計画・実践します。後輩を子どもにみたて、先輩として模擬保育を行うことで、実際の保育の進め方を考えます。

保育園来学

Step4:保育者のたまごになる
保育園来学[保育実践演習Ⅳ]

<2年次 冬学期>
子どもだけでなく保護者とも向き合う経験や、2年間の学びを振り返りながら、慈愛に満ちた保育者になるという夢の実現に向かいます。
「保育内容・表現(総合)」の授業では、近隣の保育所の子どもたちが来学。学内の安全整備やプログラム作成、そして子どもたちとの交流を通じて実践的に学びます。

主な授業紹介・時間割例

主な授業紹介

実践演習 春の運動会

実践演習

春の運動会

2年生が実際の園の運動会のように保育者として企画から当日の運営までを担います。入学したての1年生は園児の立場からどのように先輩が行っているかを身をもって学びます。

小児体育 竹馬

小児体育

竹馬

小児体育の授業では、昔遊びの1つとして「竹馬」にチャレンジします。バランス感覚を養う楽しい遊びとして、最近は経験のない学生も多く、最初はみんな苦労しますが、ほとんどの学生が乗れるようになります。

保育探求演習 造形アート

保育探求演習

造形アート

子どもの造形表現について授業で学んだ基礎知識をもとに、グループに分かれて造形遊びを計画、準備をして近隣の幼稚園に出かけます。自分たちが制作したもので子どもが活動する姿を見ることで、学びをより深めることができます。

実践演習 卒園式

実践演習

卒園式

いよいよ最後は卒園式。実際の卒園式をイメージして2年生が自分たちの卒園式を企画・運営する模擬行事の集大成。教員からのサプライズやメッセージには思わず涙が。ここからが、2年間の学びを活かしたスタートです。

時間割(2年生の例)

 
1 保育
実践演習Ⅲ
実践演習Ⅲ
(造形アート)
算数   子どもの
食と栄養
2 子どもの
健康と安全
  特別支援
教育
  子ども理解の
理論と方法
3 保育内容・健康 保育実習
指導Ⅱ(保育所)
保育内容
総論
  社会的
養護I
4 教育実習指導
(ピアノ)
乳児保育Ⅱ   和の精神Ⅱ 保育内容・表現
5 教育実習
指導Ⅱ(幼稚園)
  体育講義   現代社会と人権

トピックス

在宅保育

在宅保育を学び資格を取得することで知識の拡充や現代保育ニーズに対応できる保育者へ

在宅保育とは、子どもの生活基盤である家庭に保育者が訪問して行う保育のことです。授業では、家庭訪問保育者としての基本的な心得や基礎的技能を理解し、修得します。単位の修得により、認定ベビーシッター資格が取得できます。

韓国新丘大学へ

グローバル化する保育現場を知るため韓国新丘大学へ!相互の文化を共有し合う

国際化が広がる現代では、海外にルーツを持つ子どもや保護者が年々増加しています。多文化保育を専攻する学生には、授業で多文化保育に関する基礎的な知識や実践を学んだ後、韓国の新丘大学保育学生と現地で交流活動を行う機会を設けています。韓国の保育機関や施設を回り、互いの保育文化や背景を理解・尊重し、世界の多様な保育実践に向き合う広い視野を養います。

野外活動

実際のキャンプ場でお泊り保育に必要な野外活動の技術や知識を習得

自然環境教育が子どもに与える影響を学び、子どもの育ちを支える保育者としての「実践力」を身につけます。授業で実際に薪割りからはじめる料理体験や、夜のキャンプファイヤーの準備、幼児が参加できるレクリエーションの企画・実践を通して安全に自然と触れ合い、学べる保育環境の提供をめざします。

英語の授業がパワーアップ

英語の授業がパワーアップ

実際に保育現場で英語を教えている講師を招き、幼児や児童向けの英語教育スキルを修得します。英語の歌や簡単なゲームを通じて、子どもたちが楽しく学べる内容を考案し、近隣の幼稚園や保育所で実践します。

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