Shitennoji University
四天王寺短期大学ライフデザイン学科とJA大阪市のコラボレーションで、イタリア野菜を使ったレシピ開発コンテストを行いました。今回はコンテスト開催時の様子と、学生たちが生み出した美味しいアイディア料理の数々をご紹介します。
JA大阪市との出会いは2021年。短期大学部ライフデザイン学科で「食」を中心に教えている谷口 美佳教授のゼミに所属する学生が、JA大阪市が進めるイタリア野菜のブランド化・普及に向けた取り組みに協力したことで繋がりが生まれました。
最初に取り組んだのは、大阪市内で生産されている野菜「トレビス」を使った商品化。四天王寺大学と連携協定を締結している幸南食糧株式会社で加工を行い、商品化と販売を行いました。(共同開発した「大阪生まれのトレビスリゾット」はヒット商品となり、大変ありがたいことに完売いたしました!)
この、2021年の「大阪生まれのトレビスリゾット」から、「大阪生まれのフェンネルスープ」「大阪生まれのケールポタージュ」「大阪市産なにわピクルス」といくつもの共同開発を経て、今年2024年度は「イタリア野菜を使ったレシピ開発」へと発展しました!
JA大阪市から「イタリア野菜を使用したレシピコンテストを開催してくれないか」と谷口ゼミにオファーをいただき企画がスタート。しかも、今回はレシピの監修者として、大阪市平野区にある「イタリア食堂ちぇるきお」の市橋俊明シェフにもご協力いただけることに!
学生たちはレシピコンテストに向けて、11月にはイタリア料理試食会、12月にはイタリア野菜を栽培している佐々木農園さまに見学に伺い、イタリア野菜についての勉強を重ねてきました。そして迎えたコンテスト当日。学生達が試作を重ねた渾身の料理を振る舞います!!
学生はチームに分かれそれぞれ役割分担をしながら調理を進めます。調理の行程で、どのようにしたら、食べてくれる方により「美味しい」料理を提供できるか、学生は市橋シェフに意見を求めながら真剣に取り組んでいました。
そして、、、完成したのは、
〇カリーノケールやルッコラを使った中華味イタリア野菜オムレツ
〇カーボロネロのイタリアンギョーザ
〇ビーツのケーキ
〇ルッコラ・ビーツを使ったイタリア野菜かき揚げうどん
の4品です!
美味しそうな香りとともに、どれも見た目が美味しそうです、、
別のチームの料理を試食し、「美味しい~!」と盛り上がる場面も。
試食をされたJA大阪市の職員の皆様も、「どれも美味しくて驚いた」と感想を述べられました。
今回、レシピの監修をした市橋シェフは「本当にどの料理も美味しかった。これをきっかけにイタリア野菜を多くの人に知ってもえると、一般の人が野菜をたくさん手にとってくれ、イタリア野菜の生産者も喜ぶと思う。今回調理した料理は一部アレンジをして、自分のお店(イタリア食堂ちぇるきお)でメニューに追加したいと考えている。」と話しました。レストランのメニューに追加していただけることを聞いた学生からは、嬉しさのあまり思わず大きな歓声が^^
今回参加した学生たちに感想を聞くと…
「ビーツのケーキの調理行程でビーツを擦るのが固くて難しかったです。でも試食で皆さんに『美味しい』と言ってもらえて、市橋シェフのお店(イタリア食堂ちぇるきお)のメニューにまで追加してもらえることになって、本当に嬉しかった。」
「イタリア野菜のかき揚げうどんは、かき揚げの形を整えるのが難しかったけど、試作よりうまくできてよかったです。イタリア野菜は色鮮やかなのでかき揚げにすることで色も楽しめるかなと思ってかき揚げにしました。試作を繰り返したかいがありました。」
など、この貴重な機会を存分に楽しんだ様子でした。
市橋俊明シェフの「イタリア食堂ちぇるきお」で、今回学生が考案してメニューを皆さまにお楽しみいただける日程などの詳細は後日発表です!どうぞお楽しみに~!