宝物のような時間を一緒に。教育学部 坂本ゼミの学生が児童養護施設の子どもたちと交流会を実施

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教育学科 坂本 暁美ゼミの学生たちは、1月11日(土)に、羽曳野市にある児童養護施設「高鷲学園」の子どもたち30名をキャンパスにお招きし、「うんどうかい」と「もの贈り」イベントを実施しました。当日の様子を学生が記事にしてくれました!

幅広い年齢層の子どもたちが楽しめる「うんどうかい」

小学生から高校生まで、幅広い子どもたちが楽しく参加できるよう、また、イベント中に参加者が怪我をしないよう、教育学部で体育を担当する吉田 康成先生や今野賛先生から助言をいただき、実施前に何度もリハーサルを繰り返しました。とにかく、子どもたちを想像し、できる限りの準備をしました。

はじめは「もうじゅうがり」(人数を集めてグループになるゲーム)でアイスブレイクを行い、楽しい雰囲気づくりをした後、私たち学生が“かご”を背負って逃げ回る「たまいれ」で体を徐々に温め、オリジナル競技の「紅白はたあげリレー」で大いに盛り上がりました。

次に、「中間成績発表」行い、各チームの士気を高めた後は、チームで協力してお題に挑む「大玉ころがしリレー」や、誰もが参加できる「混合リレー」をして、最後に成績発表で締めくくりました。

成績発表では、競技の得点だけでなく「応援点」(どれだけお互いに応援しあったか)も加点しました。その結果、全員が笑顔で終えることができ、温かい雰囲気の「うんどうかい」となりました☆

あの頃大切にしていたおもちゃや絵本を贈る「もの贈り」

「もの贈り」というのは、幼いころに大切にしていたぬいぐるみ、大好きだった絵本やマンガ、お気に入りの服や小物などを寄付として集めて子どもたちに贈る寄付活動で、思い出が詰まった品々は、教育学部の3年生と4年生から寄付していただきました。ありがとうございました!

この「もの贈り」は、単に寄付をするだけでなく、ゼミの授業内で作成した「金券(1,000円分)」を子どもたちにプレゼントし、金券を使って好きなものを好きなだけ買い、買い物の楽しさを味わえるよう工夫しました。

100円の品物を10個選んで「見て、これ全部!」と嬉しそうに見せてくれる子もいれば、200円のオシャレなバッグや少し大人っぽい服、サングラスを買って満足そうな子もいました。中には、背丈ほどの大きなぬいぐるみ(最高額の700円)を選び、ずっと抱きしめていた子もいました。

「いっぱいお買い物ができたぁ~!」という声がたくさん聞こえ、心が温かくなりました。思い出のつまった品物を集めるのは大変でしたが、単なる寄付ではなく、お買い物形式にしたことで、より楽しい時間を共有できたと感じています。

自分たちが企画したイベントで、子どもたちの笑顔に出会えたことは、私たちにとって何にも代えがたい喜びでした。

交流会当日の笑顔の裏にはゼミ生の地道な努力が。

高鷲学園の子どもたちと私たち坂本ゼミ生の交流は、「一度だけの特別なイベントではなく、継続的な交流がしたい!」という想いがきっかけとなり、すでに高鷲学園と交流を行っていた教育学部の吉田祐一郎先生地域連携・研究推進センターと連携して、交流の機会を頂きました。

今年6月から約半年間にわたり、高鷲学園の子どもたちとさまざまな場面で交流を重ねてきました。地域連携・研究推進センターが主催するイベントでは、子どもたちと一緒にドローンを飛ばして楽しんだり、ショッピングや映画鑑賞といった天王寺への「お出かけ」にも同行したり、特別な時間を過ごしました。さらに、高鷲学園主催のイベントでは、「ヨーヨー釣り」のブースを担当させていただきました。

普段は、夕食後から午後9時の就寝時間までの自由時間を中心に子どもたちと一緒に過ごし、勉強の話や将来の夢について語ったり、一緒にテレビを見たり、ゲームをしたり、流行りのダンスを踊ったり、たくさんの時間を過ごしました。

中でも心に残っているのは、幼児や低学年の子どもたちが寝る前に「背中をとんとんしてほしい」とお願いしてくることでした。最初は戸惑いもありましたが、少しずつ慣れ、今では安心して眠れるようにお手伝いすることができるようになりました。一緒に過ごした半年間で、私たちにとって深い関係を築くことができました!

関係を築いてきたからこそ、交流イベントを迎えられた。

イベントでは、子どもたちの笑顔を見ることが、こんなにもやりがいと幸せを感じさせてくれるものだと、心から実感しました。

高鷲学園の皆様、そしてご支援いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。私たちにとって、忘れられない宝物のような時間となりました!

本当にありがとうございました♪

WRITER
教育学部 坂本ゼミ / 池田愛瑠菜・上畑奈々美・岡本七海・佐藤大地・立石紗加・千原陽奈・藤後ひなた・西尾祈莉・増田菜乃子・松尾一生
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