Shitennoji University
四天王寺大学では、大阪府や奈良県、和歌山県の高校と高大連携協定を結んでいます。これにより、高校生の皆さんには大学の学びに触れる機会を提供することができ、また、本学学生たちにとっては大学での学びを実践できる場となる、有意義な活動の数々が実現しています。
今回はその一つとして、連携協定校である奈良県立法隆寺国際高等学校(以下、法隆寺国際高校)と文学部 国際コミュニケーション学科の連携プログラムについてご紹介します。
法隆寺国際高校には、毎年秋に海外姉妹校から留学生が来日されており、同校 総合英語科の1年生が留学生に向けて「自分たちの地元・奈良の地域や文化、歴史などを英語で発信する」というテーマで、ポスタープレゼンテーションによる発表を行っています。
留学生と積極的に英語でコミュニケーションができたり、自分たちの地域の文化・歴史について英語で説明できたりすると、距離もグッと近づきそうですよね!そんな高校生の皆さんのチャレンジを応援すべく、四天王寺大学 文学部 国際コミュニケーション学科の先生と学生たちがお手伝い。ポスターを準備する事前学習からプレゼンテーションまで、留学生をおもてなしする練習になればと出張授業を敢行しました!
授業には、法隆寺国際高校 総合英語学科の2クラスの生徒たちが一同に集結!1クラスにつき6つ、合計12のグループにわかれたグループワークスタイルで授業がスタートしました。
まずは、国際コミュニケーション学科の上野 舞斗(うえの・まいと)先生からポスタープレゼンテーションの基礎やポスターの作り方についてのレクチャーを行い、いよいよグループワークに。各グループごとのテーマをみんなでディスカッションしながら掘り下げ、掲載するトピックスやコンテンツの内容を考えていきます。四天王寺大学の学生たちも先生役としてファシリテートしながら、ポスター作りに伴走しました。
「どんなポスターにすれば伝わるだろう?」と頭を悩ませながら真剣に取り組む姿に、見守る本学の学生たちも思わず熱が入ります。高校生の発想や意見はとても興味深く、気づかされることも多くありました。
さて、高校生の皆さんが作成したポスター、どんな仕上がりになっているでしょうか。2学期は国際コミュニケーション学科の教員(この日は、国際コミュニケーション学科長 奥羽 充規/おくば・あつのり先生)と学生たちが、留学生役となって、ポスタープレゼンテーションの聞き手をつとめます。
開始に先立って、奥羽先生からプレゼン時のポイントや緊張をプラスに変えるメンタルの考え方などをアドバイス。「本番は、姉妹校の留学生が来たとき。だから今日は思いっきり、前向きに失敗しよう!」と生徒たちを鼓舞しました。
最後に皆さんのプレゼンテーションの良かったところ、改善ポイントを奥羽先生が講評しました。
生徒の皆さんは、メモを取りながらしっかりと聞いてくれていましたね!
法隆寺国際高校と文学部 国際コミュニケーション学科の連携プログラムも今年で3年目。各グループが扱うテーマやトピックスのディスカッションでは、毎回新しい知識と発見があるので、本学の学生たちも楽しみながら参加しています。
高校生の皆さんも、大学生と一緒に練習することで緊張感を保ちつつ、新しい課題やプレゼンテーションの改善点をたくさん見つけることができたようで、互いに有意義な機会になったのではないでしょうか。
姉妹校の留学生が来日する本番の日までに頑張ってポスターを仕上げてくださいね!豊かな交流のきっかけとなることを私たちも応援しています。