Shitennoji University
文学部 日本学科1年 松本桃果さんが、2024年12月22日(日)に昭和女子大学(東京都世田谷区)で開催された「全国大学ビブリオバトル2024」に、関西Dブロック代表として出場しました!
ビブリオバトルとは
「ビブリオ」は書物などを意味するラテン語由来の言葉。「ビブリオバトル」とは、京都大学大学院情報学研究科の谷口忠大教授が考案した、ゲーム感覚を取り入れた新しいスタイルの「書評合戦」です。発表参加者(バトラー)たちがおすすめ本を持ち合い、1人5分の持ち時間で書評した後、バトラーと観客が一番読みたくなった本、「チャンプ本」を決定します。
2024年の全国大学ビブリオバトル
全国各地のブロック予選・ブロック決戦に、1,756名の学生がバトラーとして参加(ブロック予選開催回数102回)し、その中から本戦出場の資格を得た学生30名による本戦が大盛況の中、行われました!
https://zenkoku.bibliobattle.jp/
大会本戦では、全国のブロック決戦で勝利した30名が6グループに分かれてセミファイナルを行い、勝者6名がファイナルに進出します。松本さんはセミファイナル⑤グループのトップバトラーとして、今回は佐野昌著『怪物』(宝島社)を紹介。結果はセミファイナルで惜敗でしたが、同⑤グループの勝者は準グランドチャンプを受賞されました。
地区別の予選を勝ち抜き、「全国大学ビブリオバトル2024」でバトラーとして参加した松本 桃果さんに、当日の気持ちやビブリオバトルの魅力について伺いました。
日本学科の先生からの推薦でした。元々、自分から何か挑戦することに苦手意識があり、今回のビブリオバトルに参加をするかどうか、とても悩みました。先生に相談すると、「この経験は将来に絶対に役立つものになる」と、背中を押してくださり、参加を決意しました。
おすすめポイントは、自分の視点でしか考えられなくなってしまう人間の怖さを感じられるところです。この本は、3人の視点から描かれているところが大きな特長です。そのことにより、人間の思い込みや偏った考え方をしてしまう、人間の怖さ、不器用さが感じられ、何度も読みたくなる作品です。
全国大会の会場に入った時、大勢の人の前に立って、発表することにとても緊張しましたが、今では勇気を出して参加して本当に良かったと思います。セミファイナルで負けてしまいましたが、ビブリオバトルに参加したことで、大好きな本についてたくさん知ることができ、他のバトラーが薦める多くの本との出会いがありました。ここがビブリオバトルの魅力だと思います!とても楽しい時間を過ごすことができました。
本は自分の世界を広げてくれるので、私は本が好きです。本を通じて、さまざまな人や世界を知ることができます。そのことにより、自分の視野がとても広がりました。多くことを知ることができ、自分の知識や視野を充実したものにしてくれるところが本の魅力だと思います!
12月22日(日)に開催された「全国大学ビブリオバトル~首都決戦~」の様子を視聴できます。残念ながらセミファイナルの配信はございませんが、ビブリオバトルが気になった方は是非、ご視聴ください!
四天王寺大学 図書館では、ビブリオバトルの四天王寺大学の代表を決める学内予選を毎年開催しており、四天王寺大学・四天王寺大学短期大学部の在学生であれば、どなたでもご参加いただけます!全国大会の開催時期により学内予選の実施時期も異なりますので、興味がある学生は図書館へお越し頂き、スタッフにお声がけください。
皆さんも本の魅力に触れ、新しい本に出会うチャンスです!ぜひ「推し本」を発見して、魅力を発信しませんか?
※本記事で掲載している「全国大学ビブリオバトル2024」に係る写真について、事前に読売新聞 東京本社 活字文化推進会議事務局より許可を得て、遵守事項を守り撮影しています。