ベトナム・カナダで教育実習!海外教育実践プロジェクトを紹介します!

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教員を目指す学生にとって、「教育実習」は現場で実践的に学ぶことができる絶好の機会。四天王寺大学では、中学校・高等学校の英語教員を目指す学生に向け「海外で教育実習」をするプログラム「海外教育実践プロジェクト」があります。ベトナム・カナダに約4週間渡航し、語学学校で英語を学びながら、週に数回現地の小学校で実際に模擬授業などを行うことができるプログラムです。

今回は、ベトナムとカナダそれぞれに渡航した学生2人に話を聞きました。

教育現場に出る前にベトナムで学んだ大切なこと

ベトナムでは、3週間FPT大学で語学プログラムに参加し、滞在中フェニカスクール日本国際学校で児童・生徒に向けて日本文化などの授業を行います。

4年生になり、この春には大学を卒業して学校現場で教員として勤務する教育学科井上直郁さん。4年間で英語をたくさんインプットしてきましたが、アウトプットする機会の少なさに悩み、このベトナムでの教育実践プロジェクトに応募したそうです。

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教育学科 井上直郁さん インタビュー

今回のプロジェクトでは実際にベトナムの小学生に向けて英語の授業を行いました。授業を行うまでに先生方とたくさんの準備や練習をしましたが、英語が子どもたちに伝わるのかと不安な気持ちで一杯でした。
しかし授業が始まってみると、子どもの笑顔やリアクションのおかげでそんな不安もなくなり、楽しみながら授業を行うことができました。ベトナムの教室はとても活気がありました。(ベトナムの子どもたちのリアクションは、もちろんベトナム語なので、反応がわかりにくいこともありましたが。笑) 

また、FPT大学で英語を学ぶ語学研修も行いました。世界各国の学生と楽しみながら英語を学んだり、休みの日にはアウトドアアクティビティを経験することができました。

私がこのプロジェクトから学んだことは二つあります。

一つは準備をすることの大切さです。
小学校での授業やFPT大学でのプレゼンテーションなど今回の研修では「人前で発表する」機会が多くありました。英語を使って発表をしなければならないこともあり、初めは緊張と不安が常にありました。この不安をできるだけ小さくするためには事前の準備、練習を行うことが重要であることに気づきました。プレゼンテーション資料やどのような構成で話しをするのかを事前にしっかり考えることで、本番に自信を持って取り組むことができました。

もう一つは自分から積極的にアクションを起こすことです。
今回のプロジェクトでは四天王寺大学から私1人の参加だったため、初対面の人と1人で交流しなければならない場面が多くありました。私は人見知りをする性格で、日本ではそのような場面で上手く話せないことが多くありましたが、今回の研修では積極的に自分から声をかけ、多くの友達を作ることができました。

私は四月から教員として小学校で勤務しますが、今回学んだことを生かして、より良い教員になれるように頑張っていきたいと思います。

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卒業間近にベトナムで大きな学びを得た井上さん。4月から勤務する学校現場で今回の学びを存分に発揮してくれることと思います!

初めての海外、カナダでの経験が将来の教員の道へ進む自信に

カナダでは、ビクトリア大学で4週間の語学研修に加え、滞在中に3回ほどセルカーク・モンテソーリ小中学校において授業視察、理科や英語・探求学習を用いた授業を行うプログラムです!

今まで海外に行ったことが無かった教育学科3年生の浦わかなさん。海外の生活や文化の違いについて興味を持ち、今回参加を決めたそう。子どもたちの前で英語で授業をすることは、将来教員を目指している自分にとって絶対に良い機会になる、という強い想いでプロジェクトに挑んだようです。

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教育学科 浦わかなさん インタビュー

カナダでは子供たちにタスクが設けられており、自分のペースで学修しているのが印象的でした。同じ教室にいますが、やっていることは人それぞれ。日本との違いに驚きましたね。わからないことがあれば自主的に先生に聞く習慣が根付いていました。

実際に子どもたちを前に授業をしてみて、現地の子どもの前で英語を話すという自分にとって初めての体験に、とても緊張しました。子どもたちの反応や言動は予測不可能なので、授業を進めていくのは難しくもありましたが、子どもたちの発想が毎回自分の想像を超えてきて感動しました。
子供たちの前で英語を話す自信もつきましたし、なにより「子どもたちを引っ張っていかないと」という責任感が芽生え、自分自身の成長を感じました。

学校現場での実践以外には、カモーソンカレッジでの英語の授業がありました。基本的にはグループワークで、スピーキングやリスニングを重視した授業でした。
家に帰れば最高のホストファミリーが待ってくれていて、ホストファザーとホストシスターが私のために作ってくれた料理が本当に美味しかったのが思い出として残っています! 文化の違いに気づく瞬間が、日常の様々なところであり、勉強になる毎日でした。

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英語力はもちろんですが、自信がつき一回りも二回りも大きく成長して帰国した浦さん。来年度の教員採用試験、頑張ってください!

英語を勉強するだけでなく、将来の夢に役立つスキルも身に付けることができる海外研修。四天王寺大学には行き先・渡航期間・渡航目的様々な要望のあった留学プログラムがあります。ぜひチェックしてください!

WRITER
わわわ編集部
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四天王寺大学:教育学科
四天王寺大学:国際交流
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