【主催】四天王寺大学みらい科学教育推進室、【共催】大阪市立科学館で、中高生が大阪市立科学館に来場した一般の子どもたちに実験・工作を工夫して教え、参加する子どもたちの表情から、コミュニケーション・教えることの大切さ、教える喜びを体験するイベントを行いました。
日 時:2024年12月22日(日)10:00~17:00 場 所:大阪市北区・大阪市立科学館 研修室 参加者:中高生90名、参加校教員14名 計104名 サイエンス・キッズ広場に参加した一般来場者 約500名
<第1部 10:30~12:30> 1-A ストロボスコープですばやい動きを観察しよう!(大谷中学校・高等学校) 1-B 水性ペンの色素の分離(四天王寺高等学校・中学校) 1-C ひらこー生物飼育部 いきもの教室+葉脈標本づくり(大阪府立枚方高等学校) 1-D 三葉虫の全身レプリカを作ろう(大阪市立北稜中学校・城東中学校) 1-E 色が消えるコマを作ろう!(開明中学校・高等学校)
<第2部 14:30~16:30> 2-A スライムは酸性、中性、アルカリ性?(大阪教育大学附属平野中学校(科学部)) 2-B すべる!すべる!つるつるホバークラフト(大阪府立咲くやこの花中学校(科学部)) 2-C 計算カードゲーム(大阪府立咲くやこの花中学校(数学研究部)) 2-D 光るスライムの作成(大阪府立富田林中学校・高等学校) 2-E 種の不思議(尼崎市立成徳小学校卒業生チーム)
<キャリアモデルからのお話> キャリアモデル:猪口 睦子さん(大阪市立科学館 学芸スタッフ 博士(理学))
1-A ストロボスコープですばやい動きを観察しよう! (大谷中学校・高等学校) 人の眼には見えたもの姿が一定時間残る「残像効果」と呼ばれる性質があり、すばやく動く物体を見ると、物体のふちどり以外ははっきりと見ることができません。しかし、物体の動きに合わせて一定の短い時間間隔で光を当てると、残像効果がうすれて動く様子をはっきりと見ることができます。
1-B 水性ペンの色素の分離 (四天王寺高等学校・中学校) 水性ペンの色素は、ろ紙と水を使って簡単に分けることができます。そのため、インクは何種類かの色素を混ぜて作られていることがわかります。また、蛍光ペンに使われている色素が含まれていることもあるのでブラックライトで確認してみました。
1-C ひらこー生物飼育部 いきもの教室+葉脈標本づくり (大阪府立枚方高等学校) 里山をはじめ身近な生き物の展示をみていただきました。また、里山の植物の葉からつくる葉脈標本体験もしていただき、里山の生物多様性を体感してもらいました。
1-D 三葉虫の全身レプリカを作ろう (大阪市立北稜中学校・城東中学校) 三葉虫を知っていますか。古生代(5億4,000万年前から 2億5,000万年前)の海で生きていた動物です。三葉虫の全身レプリカを作って、三葉虫がどんな動物だったのか、どんな生活をしていたのかを考えてもらいました。
1-E 色が消えるコマを作ろう! (開明中学校・高等学校) 私たちはたくさんの色のものに囲まれています。その色は、太陽や蛍光灯の光の一部が反射されている光の色なのです。では、たくさんの色の光を同時に見ると何色に見えるでしょうか。カラフルなコマを回して、どのように見えるか確かめてもらいました。
2-A スライムは酸性、中性、アルカリ性? (大阪教育大学附属平野中学校(科学部)) 紫いもの液は、酸性・中性・アルカリ性を調べることができます。この液を混ぜてスライムをつくると・・・・何色になるでしょうか? それは酸性?中性?アルカリ性?見て考えてもらいました。
2-B すべる!すべる!つるつるホバークラフト (大阪府立咲くやこの花中学校(科学部)) ホバークラフトとは、船体を浮かすことで、水面や地面との間にはたらくまさつ力を小さくすることができる乗り物です。簡易ホバークラフトの製作を通じて、まさつ力とはどのようなものかを考えてもらいました。
2-C 計算カードゲーム (大阪府立咲くやこの花中学校(数学研究部)) 計算力をフル活用!四則計算をつかったオリジナルのカードゲームです。たし算とひき算のみでもOK、子どもから大人までだれでも楽しめます! 計算が得意な人も、苦手な人も一緒に楽しく遊びました。
2-D 光るスライムの作成 (大阪府立富田林中学校・高等学校) 普通のスライムではなく、蓄光パウダーを使用した「光るスライム」づくりを体験してもらいました。
2-E 種の不思議 (尼崎市立成徳小学校卒業生チーム) 種は、何のためにあるのでしょう。種には、グライダーのモデルとも言われる種など、たくさんの工夫をする種があります。色んな種を一緒に作りながら、種の不思議を見つけてもらいました。
◆キャリアモデルからのお話 猪口 睦子さん(大阪市立科学館 学芸スタッフ 博士(理学)) 第1部、第2部の終了時に参加校の中高生に向けて大阪市立科学館 学芸スタッフの猪口睦子さんよりご自身が理系の世界に進んだ経緯や、研究の内容について、お話をしていただきました。