12月19日(木)総合防災訓練を実施しました。
毎年実施している総合防災訓練では、南大阪消防組合柏羽藤消防署の指導、協力を得ながら、「四天王寺大学防火・防災消防計画」に沿って訓練を行っています。
今回は、当日あいにくの天候不順により、学生の避難誘導・避難訓練、煙霧体験は中止となりましたが、災害対策本部を立ち上げ、災害発生時の初動対応をはじめ、避難経路を確認し、負傷者の搬送訓練や初期消火訓練、安否確認訓練は予定どおり実施し、対応にあたりました。
初動対応訓練では、迅速に災害対策本部を立ち上げ、地区隊による建物の倒壊や一部破損、教室やエレベータなどでの閉じ込めなどの点検、チェックを行い、無線機等を活用して対策本部へ報告する一連の対応を確認しました。
また、救護搬送訓練では、搬送用の携帯担架を活用して、負傷者を救護所である保健センターまで搬送し、看護師への申し送り、災害対策本部への報告を行いました。初期消火訓練では、消防隊の到着が遅れる想定のもとで応援隊との連携も含めた消火活動を展開しました。
柏羽藤消防署責任者の方からは「継続的な取り組みが行われており、実際の災害でも落ち着いて行動できるよう今後も訓練に取り組んでもらいたい。また組織として迅速な対応に心がけ、防災グッズ等も活用して、本部隊、地区隊の役割や人員配置がより明確にわかるような工夫をしてほしい」といった感想が述べられました。
そして、災害対策本部責任者である坂本常務理事からは「大規模災害は、毎年大きな被害をもたらしており、いつやってきてもおかしくない状況にある。教職員全員が訓練を通じて防災意識をより一層高めてほしい」との挨拶がありました。
今後も大規模災害に備えた防災体制の向上に努めるとともに、学生および教職員の安全確保に努めてまいります。