四天王寺大学では、文学部 日本学科と社会学部 社会学科で学芸員課程を履修している学生の学修成果を発表する場として、学内展示実習を行っています。こちらの貴重な資料の展示を地域の皆様にもご覧いただけるよう、2/1(土)に特別公開します。
特別公開は、学芸員課程を履修している学生によるプレゼンテーションおよび展示解説、ご案内を実施します。また、当日は四天王寺の観学部の職員による解説も行いますので、是非この機会にご覧ください。
今回の学内展示では、歴史や事実を知らなければ分からない、戦後に建造された鉄骨鉄筋コンクリート造の寺院建築の魅力を、五重塔を中心に改めて見直すため、企画されました。江戸時代末の文化年間に再建された6代目の五重塔から、昭和初期の室戸台風による倒壊後、昭和15年に再建された7代目の五重塔、そしてそれが第二次世界大戦中の空襲で焼失した後、昭和34年に再建された現在の五重塔という3代の五重塔について、これからの未来へと引き継がれる大切な文化財として保護されるためには、より多くの人達に、その歴史と意義を知っていただくことが大切だと考え、この展示を企画いたしました。
学内展示を企画する過程で、当時の工事の大変さを知った実習生たちから、昭和34年(1959年)に再建された四天王寺の五重塔の施工を担当した、株式会社大林組大阪本店の実際の関係者の方からお話しを伺えることになり、今回特別にオフィスへお邪魔させていただきました!
※博物館学芸員の資格について:文学部 日本学科で取得できる学芸員課程は、2025年4月入学生までとなります。社会学部 社会学科は2025年4月入学生以降も取得可能です。
地域連携・研究推進センター
TEL:072-956-3345【午前9時30分~午後5時30分】