(2023年10月1日)
菅原道真公ゆかりの「道明寺天満宮」「道明寺」と
古代河内の中心「国府遺跡」周辺を本学教員と巡りませんか
本学の後援会員となります在学生の保護者の皆様を対象に、今回は藤井寺市に位置する、菅原道真公ゆかりの「道明寺天満宮」の宝物館にて所蔵されている国宝・重要文化財等と、「道明寺」で毎月25日に開帳される国宝十一面観音菩薩立像を拝観し国宝を巡ります。また、古代の河内国国府跡で河内の中心「国府遺跡」と、その周辺の中世南朝関連の石造物を見学と、近隣の古墳エリアの散策を予定しています。
当日は、社会学科の講師 田中 誠 先生が解説をいたします。
※写真はイメージです。
~ 開 催 概 要 ~
◆日時
令和5年11月25日(土)13:00~17:00
◆集合場所
近鉄 道明寺駅 13:00集合
◆経路
道明寺駅(13:00)→道明寺古代礎石跡→道明寺天満宮(本殿参拝、宝物館)→道明寺(御開帳、国宝平安仏見学)→国府遺跡・興国5年地蔵尊→黒田神社→市野山古墳(允恭天皇陵)→唐櫃山(からとやま)古墳→土師ノ里解散(17:00)
※費用:参加費は無料です。ただし道明寺天満宮宝物館の拝観料200円が必要です。
◆定員
15名
※万一定員を大きく超過した場合は抽選の上、メール等にてお知らせします。
~申込条件・方法~
個人参加・グループ参加(ご家族・知人等)歓迎します。申し込みは3名まで可能です。参加ご希望の方は11月17日(金)までに教務課(kyomu@shitennoji.ac.jp)へ
e-mail、またはFaxで下記内容を明記しお申込ください。
●タイトルに「アカデミックツアー参加希望」とご記入ください。
●本文に「代表の保護者氏名」と「ご連絡先電話番号」・「お子様の氏名・所属学科」をご記入ください。
※グループの場合は、代表者以外の方は氏名のみ記入。
<お問い合せ先>
不明な点等お気軽にお尋ねください。
四天王寺大学教務課(宮口)072-956-9952(直)・Fax 072-956-3891
※月~土 9:00~17:30(祝日除く)
◆ 教員紹介
人文社会学部 社会学科 田 中 誠 講師
〇研究分野
専門分野:日本中世史(院政・鎌倉・南北朝・室町・戦国時代の歴史)
特に、室町幕府をめぐる政治史や制度史を、幕府に勤める官僚の視点から研究を進めています。
一般では、鎌倉・江戸幕府に比べてなじみの薄い室町幕府ですが、近年では『週刊少年ジャンプ』で鎌倉末~南北朝初期に活躍した北条時行を主人公にした『逃げ上手の若君』の連載が続けられているほか、伊豆国・相模国(静岡県・神奈川県)の戦国大名となった北条早雲(伊勢宗瑞)を主人公にした『新九郎、奔る!』などのマンガも出始め、室町時代のおもしろさが広まりだしたと思います。室町幕府がマイナーなのは、応仁の乱を起こしてグズグズになってしまったことや、太平洋戦争の前の時代には足利家が「逆賊」として極めて低い評価を与えられてきたからです。
私が室町幕府に興味を持ったきっかけは、最初は地元が一緒(栃木県)とか、一般に人気ないしやってみようかなという程度でした。そのうち、室町幕府って、グズグズな政権といわれていたのに、どうして240年も続いたのか?どんな仕組みで続いたのか?どんな人たちが幕府を支えていたのか?という疑問がわいてきました。そこで将軍を支える官僚に着目して研究を進めることにしたのです。最近では、室町幕府官僚による公文書の管理や彼らが残した史料の特質を検討し、幕府権力のあり方に再考を迫ることを目指しています。
【関連リンク】
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第2回 アカデミックツアー:大阪初の世界遺産!“古市エリア”を須原教授と巡る
第1回 アカデミックツアー:藤井寺・羽曳野の歴史巡りを実施しました。